福井大学キャリアセンター(キャリア支援課)

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三人のレンガ積み(レンガ職人,石工)

2020年10月12日

今日のキャリアデザイン科目の講義の中で出てきた「3人のレンガ積み」のたとえ話,少しは記憶に残っていますか。
キャリアデザイン科目を履修していない人もいますし,あんまり覚えてないという人もいると思いますので,簡単におさらい。
旅人が3人のレンガ職人に何をしているのか質問した。
一人目は「レンガを積んでいる」=作業→労役
二人目は「お金を稼いでいる」=お金のための仕事している。稼業→商売
三人目は「大聖堂を建てている」=目的を理解して仕事をしている。志業→使命
こんなお話だったかと。

この話は社会に出ると何度か聞くと思います。
「3人のレンガ積み」「3人のレンガ職人」「3人の石工」タイトルは違えど,またかと思うほど聞かされることになるかも。
でも仕事をしていくときの心構え,こうあってほしいとの社長や上司の想いを端的に例えることができるので,よく用いられるのだと思います。
あっちでもこっちでも使われるということは,社会がそういった人を求めているといってもいいと思います。なので,就活の自己PRではそんな企業の欲しい人材を意識して書いてみるのもいいのではないでしょうか。

ちなみに,この「3人のレンガ職人」の話は,イソップ童話の寓話,P.F.ドラッカー著の「マネジメント」にも出てくると言われていますが,イソップ童話には出てこないそうです。
ドラッカーの「マネジメント」で簡単に書かれているくらい。これが元となっていろいろ脚色をされたことが当たり前のように引用されているようです。
記憶があやふやだったので,調べてみて驚きました。大勢が当たり前のように言っていることが真実とは限らないと,斜めから見る意識も大切なんだなということですね。

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