福井大学キャリアセンター(キャリア支援課)

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グローバル経済社会の崩壊

2022年8月3日

また、堅い話になってしまうのですが・・・・・
もうすぐ、日本人としては忘れてはならない日が近づいてきましたね。
8月6日、9日、15日・・・6日は、広島原爆の日、9日は、長崎の原爆の日、そして15日は終戦記念日です。
今の社会情勢を観てみると、ロシアとウクライナの紛争ばかりではなく、現地ではあまりにも強引なやり方の紛争ということで、「プーチン戦争」とも揶揄されています。
また、世界中の国々の中では、物価上昇や原材料が不足するのではないかという不安から自国で収穫された物は、海外に輸出せずに自分の国だけに回そうとしたりして、自分の国は自分で守るというブロック経済の流れに向かいつつあります。このようなことが長期間にわたって続けば、日本のように資源のない、今まで輸入頼ってきた国にすれば、今までと同じような生活を送ることが困難になっていきます。実際に小麦の価格が上がれば、パンの原料ですからパンの価格も上がるでしょうし、小麦を原料にした食品の価格も上がります。また小麦は牛・豚など家畜の飼料にもなっていますから、牛肉・豚肉の値段も上がります。原油の値段も上昇し、ガソリン価格や電気料金も上がっています。8月、9月になればさらに他の商品の物価も上昇すると考えられています。こうなるともう連鎖反応ように次から次へと価格の上昇(インフレ)が始まり、余程何かしないようならば、こういった状況は長く続くことになるでしょう。
もう一つ気になる点があります。今、世界の国々を見渡すと品不足や経済状況の悪化から、世界中の国々が協力し合って問題解決にあたろうとするグローバルな考え方から、自分の国さえ良ければいいという、非常に狭い考え方の独裁的な政治リーダーを求めようとする雰囲気が広まりつつあります。代表的な国がプーチンのロシア、中国の習近平、最近の世論調査では、アメリカですら、現職のバイデン大統領をしのいで、前大統領のトランプ氏の人気が再燃しつつあります。ヨーロッパでは、EUを離脱したハンガリー、中東の産油国、南米のチリ等々です。ある政治学者からすると、第1次世界大戦が終了し、第2次世界大戦が始まる前の世界情勢に非常によく似ているとも言われています。
もし、本当にこの様なことが再び起きるのならば、核兵器保有国の核兵器使用の応酬で世界が滅びてしまう事は、間違いありません。アメリカでは、自宅に核シェルターを置こうという事で、大変今売れているようです。
それに加えて、コロナの蔓延の心配もあります。日本では第7波に入り、厳しい行動制限はだされていないものの、病院などの医療機関が逼迫状態にあるようです
じゃあ、どうしたらいいのか?ということになるのですが。一人で出来ることは限られていますが、一人一人が問題意識をもって考え、小さな取り組みでもいいので(前にお話したバタフライエフェクト)実践していくほかないと思います。

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